こんにちは。
イギリスで子育て中のかおりです。
今回は、バイリンガル子育てにオススメのモンテッソーリの言語教育について取り上げていきたいと思います。
私は、イギリスで日本語バイリンガル子育てをしています。
子育ての軸としてモンテッソーリ教育の考え方を取り入れています。
モンテッソーリの言語教育は、おうちで簡単に取り入れられて、バイリンガル子育てにもオススメ。
子どもが言葉を覚えていく上で、話し言葉と言うのは、環境から吸収されます。
なので、話し言葉の敏感期には、豊かな言語環境が必要!
普段生活している環境にあるもの全てを、子どもに伝えてあげるくらいの気持ちで出来たら素晴らしいと思います。
モンテッソーリ教育は、具体物から出発するので、本物が使えるものは、手で触らせたり、匂いをかがせてあげたり、五感を使う事も大切な要素。
バイリンガル教育でモンテッソーリの言語教育を取り入れる!
モンテッソーリの言語教育では、絵カードを使った活動があります。
気軽におうちでも取り入れられるので、興味のある方はぜひ取り入れて欲しいと思います。
何もバイリンガル教育だけに限った話ではありませんが、海外で生活していると日本語を目にする機会が少ないので、意識してこういった活動を取り入れていくと、子どもの語彙力につながっていきます。
日本に住んでいる方で英語バイリンガルを目指している方は、英語のカードを準備して取り入れていくと良いですね。
子どもたちは、日々すごいスピートで色んなことを吸収していきます。
特に0~3歳は無意識の吸収精神が働くので、意識して色んなものを触らせたり見せたりしてあげましょう。
<絵カードを準備する時のポイント>
はじめの段階では、実物に近いと言う意味で絵よりも写真の方がおすすめ。
いずれは、具体から抽象化していって、絵でも認識できるようにならなければなりませんが、最初の段階ではなるべく本物に近いものを準備してあげましょう。
環境にあるもの【物と名前】0~3歳頃~モンテッソーリ言語教育~
具体物を使って物の名前を教えていきます。
最初は3つから始めて、だんだん慣れてきたら6~8個くらいまで増やしてやっていきます。
実物と名前
子どもにとって具体物は、五感を通して色々な情報を得ることが出来るので、素晴らしいものです。
家の中にあるもの全て使えますし、私はスーパーへ行った時に果物コーナーで会話をしたり、買ってきたものなど使って、会話をするよう心がけています。
果物など買った時は、実際に触らせて、切って切り口を見せたり、匂いをかがせたりして最後には食べることが出来るのでオススメ。
これをするだけでも視覚、嗅覚、味覚、触覚などをたくさん使っています。
レプリカと名前
具体物が用意できないようなものは、絵や写真の前に立体的なもの、レプリカを用意します。
小さいレプリカなどは、口に入れてしまうと危険な年齢では扱わないように!
動物やお魚のレプリカなどは、動物園や水族館、博物館などで売っていたりしますが、ネットでも気軽に購入できますね。
物と一致するカード
物と同じ絵カードを準備します。
年齢が低いほど色や形が全く同じで、カードの上にピッタリのせられるものを準備。
- 具体物がある場合:白い布をかけてカラーコピーするときれいに作れる
- 絵や写真のカードがある場合:なるべく同じような感じの実物を探す
子どもがカードの上に実物を置いていきます。
物と一致しないカード
子どもは常に成長しているので、具体からだんだん抽象化へ進んでいきます。
全く同じものが理解できるようになって、年齢が少し上がってきたら、多少見た感じが違くても、同じものだとわかるようになってきます。
セガンの三段階の名称練習~モンテッソーリ言語教育~
モンテッソーリ教育では、セガンの三段階の名称練習を取り入れていて、私も意識して使っています。
特に第3段階は、使う時、使わない時を気を付けるようにしています。
- 第1段階:これは〇〇です。
- 第2段階:〇〇はどれ?
- 第3段階:これは何ですか?
子どもは小さくてもプライドを持っているので、「出来ない」「わからない」という事に抵抗があるため、まだ話せない乳児には第3段階はやらない!
3つの絵カード合わせ~モンテッソーリ言語教育~
準備するカードは3種類あります。
カード(A=B+C)
- Aカード:絵や写真と名称あり
- Bカード:絵や写真のみ
- Cカード:名称のみ
絵カード合わせは3つあり、カードの出し方はそれぞれ目的や使い方によって異なります。
- 語彙を豊かにする(話し言葉):A → B → C
- 書き方への直接準備(書き方):B → A → C
- 単語を読む(読み方):C → B → A
このカードの使い方は(提示の仕方)別の記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
とにかくたくさん実物や絵カードなどを見せたりしながら、たくさんお話ししてあげましょう。
実物があるものであれば、実物に触れさせるのも大切。
絵カードのAカードの代わりに実物を使って、実物合わせもできますし、Bカードを2枚用意してマッチングすることもできます。
準備するのは多少手間がかかって大変ですが、子どもの言語の敏感期にたくさんの言葉に触れさせてあげられると良いと思います。
ぜひ試してみて下さいね!