こんにちは。
イギリスで子育て中のかおりです。
海外で子供を日本語バイリンガルに育てるのは簡単な事ではありません。
でも、不可能な事でもありません!
どこまでやるか、と言うのは人それぞれですが、それぞれみんな家庭環境も違います。
自分の環境にあった取り入れ方を見つけて、無理なく楽しく出来たら良いな、と思っています。
私は、子供の頃国語が苦手だったので、そんな私が日本語バイリンガル子育てをしていけるのか??
なんて思っていました。
どうやって家で取り入れていけるのか、子供に何が出来るのか、疑問に思いバイリンガル子育てについて勉強しています。
少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです☆
まず初めに【ビジョンを描く】
子供にどんな風に成長していって欲しいか、まず最初にビジョンを描くと良いと言われています。
出来るだけ細かく描くのがベスト。
何も子育てに限った事ではなくビジネスなどでも、ビジョンを描くという事は大切な事。
ちょっと難しいのでは?と言う先入観があったりします。
「無理」とか「出来ない」とか思いこまないこと!
私たちが育ってきた環境と子どもたちとでは、最初から住んでいる環境が違います。
また時代も違うので「無理」と言う思い込みは捨てましょう。
普段子供が耳にする会話について考えてみよう
普段子供が耳にする会話について考えてみましょう。
- どんな会話をしていますか?
- どんな言葉遣いをしていますか?
- 夫婦での会話は?
- 子供との会話は?
- 家族での会話は?
- 兄弟・姉妹での会話は?
- お友達との会話は?
- 食事中の会話は?
- 幼稚園や学校での会話は?
食事中は会話していますか?
それともテレビを見ながら食べていますか?
家庭によってだいぶ違いはあると思いますが、普段どんな感じか少し振り返って考えてみると良いです。
子供たちは会話を聞いている
同じ両親から生まれた子供たちでも、兄弟関係の位置によって、聞こえてくる言葉の数と言うのは違ってきます。
一人っ子か第一子の場合と、第二子以降の場合では、産まれた時から環境が違います。
◆第一子、一人っ子
- お母さんの声・語りかけ
- 両親の会話
- その他の会話
◆第二子、三子・・・
- お母さんの声・・語りかけ
- 兄弟の声・語りかけ
- お母さんと兄弟の会話
- その他の会話
生活の中で使われる言語
普段の子供の生活の中で、使われている言語の時間配分を考えてみて下さい。
基本的には、1日約7時間を1年間、日本語を使う事で習得されると言われています。
保育園・幼稚園・小学校で過ごす時間、また家で過ごす時間を考えてみましょう。
我が家の長女の場合
週2日:現地保育園(9時~15時の6時間)完全英語
それ以外は基本的に私と一緒にいるので日本語ですが、ロックダウンになってからダディが在宅をするようになり家で英語を使う時間も増えた。
こんな時どうする?
英語の環境にいる時に日本語で話しかけるのはどうか?
小さい子供の方が聞き分ける能力があるので、特に混乱せず自然と認識していくようです。
子供が極端に拒絶したり嫌がったりしなければ、日本語で話しかけるのがベスト。
小学校など行くようになって、羞恥心が出てきたりすると嫌がってくる子もいるかもしれません。
その時は、まず子供がわかるように説明してみる。
子供は言語を使い分けできるので、基本的には「一親一言語」が望ましい。
親が英語を話したり日本語を話したりすると、子供は簡単な英語の方を話すようになるので、親がぶれないように意識することが大事!
親戚との集まりや、現地のお友達との集まりなど、日本語を話せない場所や場面などがある場合は、生活スタイルや環境に合わせて、どうやって切り替えるか考えてみる。
- 時間を区切ってやる
- 場面や場所で区切る
- 人によって変える
どうやって英語から日本語へ徹底していくか?
現在英語で会話をしている場合、昨日まで英語で会話してたのに、いきなり今日から日本語、と言う風に切り替えると子供もわからないと思います。
毎日少しずつ無理なく取り入れていくのがベスト。
意識して日本語の音を子供の耳に入れていく。
歌、動画、絵本などから少しずつ取り入れてみる。
動画に関しては、あまり見せないようにしている家庭もあると思いますので、その辺は親が管理してうまく使っていけたら良いと思います。
我が家は、タブレットを壊されてから最近ほとんど動画は見せていません。
禁止しているわけではありませんが、Youtubeなどかける時も音声だけ聞かせることが多いです。
でも、普段の会話で使わない言葉などをアニメなどから学ぶことも結構あるので、たまに見せることもあります。
まずは「おはよう」の挨拶からでもOK。
下の子がいる人は、わざと上の子に聞こえるように下の子に日本語の絵本を読んであげるのも良いと思います。
子供が英語で話しかけてきた時は、同じことを日本語でおうむ返しをしてあげる。
その時に出来れば子供にも言わせてみる。(無理矢理はやらせない)
毎日意識してほんの少し取り入れるだけでも、だいぶ変わってくるのでまずは意識するところから取り組めたら良いですね。
先日、日本語を話さない動物好きの5歳の子に、動物の絵カードを見せながら、動物の名前を言いました。
そしたら、私が言ったことそのまま復唱して声に出して言っていました。
なんだか、すごく嬉しかった。
少しずつ少しずつ興味ある事に関連付けて楽しくやっていくと、良いですね。