今回は、私がイギリスボランティア留学をしていた時の未だ忘れられない失敗談を書こうと思います。
英語が出来ない為、結構いろんな失敗をしました…
背中とカバン
ある日1人のレジデンツが、「助けが必要なので手伝って欲しい」と言って私を呼び出しました。
彼は言語障害がありハッキリ喋れず、体も自由に動きません。
でも数学の博士号をもっていて、頭はすっごく良いので私が英語があまり出来ない事を、わかっています。
なのでいつも簡単な単語で短くわかるように言ってくれます。
私は彼の所に行って、要件を聞くと「see バック」と言ってあまり動かない手で、必死に背中の方を指さしていました。
なので私は彼の背中がかゆいとか痛いとかなのかな?
と思い、Tシャツの襟元をめくって背中を見ました。
それでもまだ「バック、バック」と何度も言ってるのでおかしいなと思いました。
すると「b.a.c.k」じゃなく「b.a.g」だとスペルで言ってきました。
ひぇぇぇ~!!
背中じゃなくカバンだったのね~、と思い自分の間違えにやっと気づき大爆笑。
いつも車椅子の後ろにかけてあるカバンの中を見てほしいと言う事だったようです。
“back”と“bag”の勘違いでした(笑)
マージョリーお婆ちゃんとマーガリン
私が働いてた施設では、毎週木曜日の午後のアクティビティの時間はお菓子作りでした。
お菓子作りの先生と近所に住んでいる88歳のお婆ちゃんが、お手伝いにボランティアで毎週施設に来てくれていました。
ある日クッキングの準備をしていると、一緒に働いてるアイルランド人のボランティアの男性が「Bring マージョリー」と言って上の階を指さしていました。
彼は背もデカければ声もデカい。
態度もデカいけど、良く日本人ボランティアの面倒を見てくれて、私のダメダメ英語もちゃんと理解しようと最後まで辛抱強く話を聞いてくれる人でした。
私はマージョリーお婆ちゃんをここの階に連れて来ればいいのねぇ~と思いました。
88歳のお婆ちゃんが階段下りるの大変なんだろう、と思って上の階まで迎えに行って、部屋まで一緒に下りてきました。
そしたらアイルランド人の男性が「マージョリーは?」
と聞くので、ここにいるのに何で聞くの?と思いつつ
「うん、こちらに・・・」と言ったら・・・
「えっ?!」ってな反応をされました。
私も「ナニ??」と思いました。
そしたら「キッチンからマーガリンを持って来いと言ったんだぁ~」とデカイ声で言われました(笑)
これまた自分の勘違いに大爆笑。
MarjorieとMargarineの発音の違いがイマイチわかりませんでした。
3回くらい発音してもらったけど、やっぱり聞き分けられず。
イギリス人の友達に聞いたら、それは発音似てるから結構難しいよ。と言われ慰められました。
英語では物を持ってくるのも「bring」を使うし人を連れてくるのも「bring」を使いますね。
なので最後にせめて「・・・from the kitchen」とかつけてくれれば間違えなかったのにぃ~と人のせいにしてみたり・・・(笑)
ミスするたびに同僚に話してましたが、「アハハハハ・・・・」といつも笑われてました。