国際結婚

2015年4月6日以降追加されたIHS(Immigration Health Surcharge)

こんにちは。

イギリス在住のかおりです。

私がイギリス配偶者ビザを申請する数か月前の2015年4月にIHS(Immigration Health Surcharge)が追加されました。

IHSとは国民保健サービスです。

支払いが義務付けられたので、支払わないとビザの取得ができません。

ビザ申請の時点で、前もってサービス料を払ってもらおうと、イギリス政府は考えたのでしょうね。

全くよく考えたものです…(泣)

料金は年間£200(学生は£150)

計算はコチラ ⇒ Calculate your immigration health surcharge

現在、配偶者ビザは33か月なので、合計で£600。

6か月以内のビザの人はIHSを支払う義務ありませんが、もしNHSのお世話になった場合、1.5倍の請求がくるようなので、注意が必要です。

このように、どんどんビザの条件が厳しくなる裏には、移民問題が大きくかかわっていると言われています。

イギリスの通貨はユーロでなくポンドですが、EU加盟国なので、EUの人の出入りは自由となっています。

イギリスにはたくさんの移民がいますし、一時的な滞在者も自由に出入りできるので、

そういう人たちが無料で医療を受ける目的でイギリスにやってきます。

ヘルス・ツーリズムと言うやつですね。

実際に私がボランティアをしていた施設には、ポーランドから出稼ぎに来ているケアスタッフがたくさんいました。

たとえ家賃を払ってでも、イギリスで働いた方がポーランドで働くより数倍稼げるそうです。

ケアスタッフのお給料はイギリスの中では、そんなに高いものではありません。

そういう出稼ぎに来てる人たちの中に、イギリスで出産した人が何人かいました。

パートナーと一緒に生活しているのに、結婚はしていません。

その理由は、結婚してなくて子育てをしていると、イギリス政府からお金がもらえるそうです。

補助金がもらえるからと言う理由で、わざと結婚してないのです。

彼女たちも働いて税金を納めているわけだし、シングルマザーだと補助金がもらえると言うルールがあるから、ルールに自分を合わせてお金をもらっているんですね。

なので違法ではないし、それが良いとか悪いとか言うのではなく、そういうルールがあるので、利用できる人たちは最大限に利用しますよね。

今後、どのようにイギリス政府が対応していくかわかりませんが、日本人の私の立場からすると、EU以外の人のビザを厳しくする前に、EUの人たちが利用している税金にもっと目を向けて考えて欲しいと思ってしまいます。

配偶者ビザを延長する時に、どうなってるか今から心配。