こんにちは。
イギリス在住のかおりです。
私はイギリスに移住して以来、旦那の実家、義母の家にお世話になっているわけなんですが、日本では体験した事のない、家づくりを手伝っています。
ちょっとした簡単なリフォームではなく、本気の家づくり。
イギリスではDIYは特別な事でもなく、結構みんな普通にやってます。
町にもDIY関係のお店が、あちこちにあります。
旦那の友人や職場の人もやってる人が多く、よく家づくりの話になるそうです・・・。
私にとってはかなりのハードワークで、悲鳴を上げながら手伝っているんですが、だんだん出来上がってくるのを見ると少しうれしくなります。
でも、義理家族と同居中なので、この家には長くすみたくないけど・・・(笑)
まだまだ、完成までは時間がかかりそう。
完成していないのに、もう住んでいます。
日本では常識であることも、イギリスでは感覚が全く違く常識でも何でもないので、驚く事が結構あります。
そもそも何で、大工さんでもない素人の旦那が自分で家を建てる事になったかと言うと、家が火事になってしまい、全て燃えてしまったんですね。
日本の木造の家だったら、全焼していたかもしれませんが、イギリスはレンガの家が多く、旦那の実家も100年チョイ前に建てられた、レンガの家でした。
なので、家の中は燃えてしまったけど、レンガで作られてる壁は、崩れる事も燃える事もなく残っていました。
イギリスでは毎日のように、リフォームの番組が放送されているので、それだけ内装を変える人が多いんでしょうね。
基本的に外壁はそのまま使い、中を変えるのが一般的だそうです。
私もかなり手伝ってきたのですが、まだまだ完成までは、時間がかかりそう。
屋根や窓、玄関のドアなどは、業者に頼んでやってもらいましたが、それ以外はほとんど、自分たちで作業しています。
3階建ての家なので、作業する場所が多く材料もたくさん必要で、結構大変。
この頃はまだ階段がなかったので、はしごで上の階に上り作業していました。
部屋の壁を作る為に、この後いくつも柱をたてました。
床下に断熱材(インシュレーション)を入れていきます。
屋根部屋の天井にも、断熱材(インシュレーション)をカットして埋めていきます。
この、断熱材の作業はもう二度とやりたくない(笑)
色んな種類の断熱材があると思いますが、床下に使った黄色い断熱材は、綿あめの様にフワフワですがガラスで出来ているため、手などについても、ひっかいたりしないよう、気を付けました。
猫はこのガラスの断熱材の上で気持ちよさそうに寝てたりしましたが・・・。
旦那の両親がこの家に引っ越してきた時も、義父が家を全体的に作り上げたそう。
義父は15年くらい前に亡くなられたので、私はお会いした事がありませんが、建築士だったそうです。
なので色々知識はあったかと思います。
でも、旦那は大工でもなければ建築士でもないのでどーやって家づくりの事を学んでるのか、疑問に思って聞いてみました。
そしたら、基本的には本を見てるそうです。
あと細かい作業はユーチューブで見たりしてやり方を学んでるようです。
ユーチューブで検索すると、キッチンの作業台のカットの仕方とか、つなぎ方、などいろんな人がアップロードしてたりします。
あとは、ウェールズに住んでいる、義兄(長男)が建築士なので、アドバイスをもらったりしてるとか。
そんなんで、出来てしまうんですね。
ちょっとビックリ。
日本の大工さんは何年も技術を学んで、1人前になる、みたいなイメージがあります。
日本とイギリスの家の作り方は、全く違うようなのでイギリスの方が、地震の事も考える必要ないし、あまり細かい事気にせず、誰でも出来るのかな?
でも、義兄(長男)は知識はあるけど、技術は全然ありません(笑)
手伝ってもらった時は、全く使い物にならなかったと旦那が言ってたので、ある程度技術的センスもあるかもしれません…